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「えくすくらぶ」について

「えくすくらぶ」はテンゾウ+カカシ、はたけ父子とミナト+サクモの二次創作小説です。
原作よりのお話とパラレル設定のお話を取り扱う予定です。
現在のところ成人向け表現の予定はありませんが、18歳以上の方を対象にしております。
ご了承下さい。

更新のご案内

更新履歴

♦︎パラレル ♠ミナサク、はたけ親子 ♣︎テンゾウとカカシ

2019

12/25……♣︎♠聖なる朝に(公開終了)

12/17……♦︎♣︎♠マヌカン(冒頭のみ)

12/06……♠僕は君のこと好きだよ(140字SS)

11/10……♣︎亥の子餅(冒頭のみ)

10/10……♦︎♣︎胡桃と栗鼠とオレ

10/09……♣︎♠珍珠奶茶

10/04……♦︎♣︎café de ça va ・2『フレンチトースト』

5/23……♣︎キスの日(140字SS)

5/06……♣︎‪Café Hatake‬

2/15……♦︎♣︎カフェドサヴァ

良いお年をお迎えください

本年もお世話になりありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。

今年を振り返るに1月に全忍で、新刊を出しまた参加させていただいたアンソロの『唎テンカカ』を委託させていただきと幸先より始まりでした。
この調子で書けたらと思っていたのに、終わってみたらいつもの変わらないような。
ツイッターやプライベッター、支部にあげていたのをまとめておきます。

来年はテンカカオンリーがありますね!ものすごく楽しみです!!
参加できるように、原稿チャレンジ頑張りたいです。

みなさま良いお年をお迎え下さいませ。


Café Hatake‬
hatake cafeなるものがあると聞き、溢れ出た先走る妄想。もう少し続けたかったな

キスの日
画像がうまく反映されていませが、クリックすると読めるようです。

café de ça va ・2『フレンチトースト』
テンカカの神が推奨した10/3テンゾウデーに支部に掲載したものです。

僕は君のこと好きだよ
cp向けお題ガチャより140字SS

マヌカン
アンティークショップの商品紹介から思いついたお話。テンゾウはまだ出てきません。続きがあるかは未定です。

聖なる朝に(公開期間限定)
クリスマスの先輩と後輩。甘くもなくめでたくもない。



café de ça va ・2『フレンチトースト』

café de ça va ・2『フレンチトースト』

古都と呼ばれるこの街の北東に位置する大学の理系グラウンドから道を渡ると、疎水に沿って町家が並ぶ一画がある。
疎水沿いももう少し上ると閑静な住宅街となるが、大学に近いこの界隈は学生相手の下宿屋も多く雑然とした空気を滲ませているものの、この辺りだけは敷地の前後に疎水が通るためか、しっとりした落ち着きがあった。
その角にある『café de ça va』は隣が不動産屋の二軒長屋で、本二階の窓が虫籠ではなく硝子を嵌めているところからやや新しい造りだとわかるが、それでも築九十年は超えていた。
真壁造りの漆喰壁に隣家まで続く一文字瓦、機屋格子とその下の据えた竹矢来もそのままに町家の風情を残し、格子戸に控えめな文字で店名と営業中と記した木札を見て、ようやくここがカフェなのだとわかる。
 
朝七時の開店から二時間後、柱時計が九回鳴るのを合図にカウンターの中にいたテンゾウはエプロンを外し店の戸を開ける。 
十月になるとぐっと涼しくなる。
今朝のシャワーも思わぬ冷たさに水温を二度上げたところだ。隣家との境に植えられた南天の葉もじきに色づき始めるだろう。
店のすぐ前を通る疎水の上を流れる風もひんやりとして、テンゾウは半袖から出た腕をひと撫でした。
「おはようございます」
不意に声を掛けられテンゾウは、営業中の札を裏返した手を止め振り返る。
「おはよようございます、カカシさん」
「……あ……」
いつもより悄然としたカカシは「休憩中」となった木札の文字を一瞥しすると「……また」とそのまま帰ろうとするのをテンゾウは「大丈夫ですよ、どうぞ」と引き止め入店を促し戸を閉め鍵をかける。
古いねじ式の鍵は何度油を差してキュコキュコと鳥が鳴くような音がした。

「休憩中にすみません」
カウンター席の一番右側にいつものように腰を下ろし、カカシは下げた頭を上げ、ブレンドを注文した。
「ここは七時から朝食をだしているので九時になったら一旦閉めてランチの仕込みをするんです。休憩してるわけじゃないんで気にしないで下さい」
器具を温めた湯を切りながらテンゾウが微笑む。
「七時? そんなに早くから」
カカシの眠そうな目が幾分大きく開いた。
「大学の中央食堂が開くのが八時半からなんで、朝食すまして一限目に間に合う時間に開けて欲しいって三代目との最初からの約束で」
「そういえば猿飛珈琲店の時も朝飯ありましたね。まっ、オレはそんな時間には滅多に寄り付かなかったけど」
ドリッパーにお湯が注がれ始めると、ふわりとコーヒーの香りが立ち上る。
「カカシさんは朝が苦手ですか」
「夜の方が仕事がすすむんで、明け方に寝る癖がついちゃって。でも昨晩は仕事が進んで寝そびれたんで、気分転換にちょっと来ちゃいました」
「ではこの時間に会えるカカシさんは特別ですね」
穏やかな笑みを口元に浮かべそう返したテンゾウは、淹れ終わったコーヒーをカカシの前に置く。
熱いものが苦手なカカシはすぐにカップを手にすることはなく、テンゾウの言った特別という言葉が何度も耳元で渦巻くのを戸惑いながらひっそりと感じていた。

カウンターの上には「TODAY’S LUNCH MENU」とタイプされたカードがメニュープレートに挟んである。留学生も多く通う大学に近いという場所柄もありメニューは全て横文字が併記してあった。
「本日のランチメニュー:キッシュプレート・伝統的なキッシュ(キッシュロレーヌ)または 日替わりキッシュ(南瓜)、自家製レンズ豆のスープ、サラダ、コーヒー。グリルドサンドイッチプレート(チーズ または カレー風味のツナ)……」
閉店間際の店内しか知らないカカシにはランチメニューは初めて見るものだ。コーヒーが冷めるのを待ちながら、戦地で受け取る手紙のように、指で単語を一つ一つ大切になぞっていった。
カウンターの中でカカシに背を向けるテンゾウは手を休めずにランチの準備をしている。
人参をシュレッダーで細くおろしボールに入れ、サラダオイルを廻しかけ、塩と胡椒とワインビネガー隠し味にウスターソースを加えて混ぜ合わせ冷蔵庫に戻し、水菜を切りレタスをちぎる。葉菜をサラダスピナーに入れハンドルを回すと威勢のいい音が静かな店内に響いた。
サラダの準備を終えスープの味を整えたテンゾウがエプロンのポケットから取り出し、ことりとカウンターの上に置いたものを見て、カカシは漸く口をつけた器を思わず離した。
「え? 何ですか、そいつ」
カカシが驚いたのは、親指ほどの大きさで動物を模したのか頭に三角形の耳らしきものが二つ並んだ、犬のような猫のような正体不明の木彫りの置物だ。
「可愛いでしょ」
木彫りをカカシの掌にのせテンゾウが少し自慢げに続けた。
「ボクが彫ったんですよ。大きいのやもっと小さいのもいます。長いのも短いのも」
「あぁ、お店のマスコットですね」
「あっ、違います。これがカウンターにある時はフレンチトーストがあるとういう合図です」
「……フレンチトースト……の合図……」
カカシは掌の中で木彫りを転がすのをピタリとやめ、うつむいたまま小さく呟く。
「えぇ、前日にパンが余った時にだけ準備ができるのでメニューにはありません。その時々で食パンだったりフランスパンだったりライ麦の時もあったりで、量もまちまちですし、それでも良いって方にだけに判るようにこいつでお知らせするんです」
「フレンチトーストが、ここで、いま、食べられるんですか?」
木彫りをカウンターに戻しながらカカシがためらいがちに尋ねた。
「はい。ボクのは牛乳の代わりにオレンジジュースに浸して、砂糖も控えめですが、これが意外と人気あるんですよ。今日のはフランスパンだしカカシさんのお口に合うかも……、そうだ試してもらえません?」
「でもまだ休憩でしょ。コーヒーだけでもご迷惑なのに……」
「休憩中だからですよ、他にお客さんがいたらこんなことはできませんからね。もともと今日は一食分しかないので賄いにしようかと思ってたんです。半分こしましょう、それで感想を聞かせてください」

カカシの返事も確かめずテンゾウはフライパンを火にかける。
たっぷりのバターがじゅわりと溶け、一晩存分に卵液を吸ったフランスパンが二枚、パチパチと音を立てる中で色づいていく。
ピピピとオーブンのタイマーが予熱終了を知らせた。
「それをまたオーブンに入れるんですか?」
網をのせたステンレスのパッドにフライパンからパンを移すテンゾウの手元を凝視していたカカシは、幾分驚いたような声をかけた。
パタン とオーブンの扉を閉め調理時間を設定したテンゾウは、カカシの方を向く。
「えぇ、少し時間がかかりますがこれだと焦げる心配もなく、中までじんわりと火が通りますから」
「そうなんですか。……オレの親父はね、よく焦がしてました。フレンチトーストを本当によく……。その方法を知ったらきっとびっくりします」
「それは是非お伝えください。café de ça vaの秘伝の技ですから」
カウンターの上のカゴからオレンジを一つとりくるりと皮を剥きながらテンゾウが悪戯っぽく笑う。
「えぇ 今度会えたらすぐに報告します」
カカシは俯き加減で小さく答えた。

オーブンのファンの音が小さくうなる中、フライパンに新たに入った砂糖がキャラメル色になり、注がれたオレンジジュースがジュウと跳ねる。テンゾウはそこに切り分けたオレンジの果肉を加え、贅沢な量のバターを溶かすとオレンジソースが完成した。それに合わせるようにオーブンのタイマーが再びピピピと鳴った。

「お待たせしました。温かいうちにどうぞ」
あっさりとした柄のスリップウウェアの皿に綺麗な焼き色のついたフレンチトーストがのり、鮮やかな果肉とぼってりとしたオレンジソースを添える。
それはどこまでも幸せな景色だった。
カカシは黙って皿を見つめている。
テンゾウがコーヒーを注ぐ気持ちのいい音が漂っていた。

胡桃と栗鼠とオレ

TLで見かけたネットニュース記事に反応した自分の呟きから、するりと出来上がってしまいました。続きは多分無いです。

元になったニュースはこちらです→走行中の車から不審な臭いと音、ボンネット開けたらクルミが200個

【注意】
人間のテンゾウは登場しません。
色々と辻褄が合いません。
なんでも許せる方のみお願いします。

よろしければ追記からどうぞ。

テンカカデー

今年も10月9日がやってきました。テンカカデー。
毎年お声がけして下さり、RTや♡してくださる主催者の方には感謝です。


今年はぼろめがね様(twitter@onboromegane) の素敵絵に合わせてお話を書かせていただきました。
はたけ親子+テンカカデーな感じですが、よろしければこちらからどうぞ。
珍珠奶茶

素敵絵はピクシブの方でご覧下さいませ。https://www.pixiv.net/artworks/77183574

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